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奈良時代末期の778(宝亀9)年に僧・延鎮が開山。
平安建都間もない798(延暦17)年に坂上田村麻呂が本堂を寄進したと伝えられている。
音羽山の険しい山腹に三重塔や奥の院など数多くの建物が建ち並ぶ壮大な伽藍。
桜に新緑、紅葉と四季折々の美しさを背景にした舞台造りの本堂(国宝)は、断がいの上にせり出し眺望も抜群。世界遺産。
後白河上皇の勅命により平清盛が建立。三十三間堂の名は観音像が並ぶ本堂に柱の間数が33あることから。中央壇上には鎌倉時代の仏師が手がけた国宝の千手観音坐像。
左右に千対の千手観音像が並ぶ様は壮観。一つ一つお顔を見ていくと、会いたい人の顔が必ずあるという。成人の日に晴れ姿の男女が的を射る“通し矢”でも有名。
フレンチ・ルネッサンス様式の本館は、明治28年(1895)に建造され、国の重要文化財指定。
社寺からの寄託品を含む約1万点の収蔵物は、昭和41年に建てられた新館で展示公開されている。
考古資料や美術工芸品など、多岐にわたる展示品は国宝・重文も多く、見ごたえ充分。
毎月第2・4土曜は無料で見学できる。
文禄3年(1594)に、淀君が父浅井長政の追善のために建立。その名は長政の法名に由来している。
のちに火災にあったが、淀君の妹、徳川秀忠夫人が再建した。再建時に落城した伏見城の遺構を使ったため、
天井には落城の際に自刃した鳥居元忠らの血痕がそのまま残されている。襖絵と杉戸絵は俵屋宗達作で、国の重要文化財指定。